相反する二つの心

70歳を少し過ぎたくらいの穏やかで優しそうな男性

両手のトリートメントを目を瞑って静かに受けていました。

 

足のトリートメントに移った頃から

ポツリポツリと話し出しました。

 

 

 

こんな話、今まで誰にも話したことないんだけどね…

 

子どもの頃からの持病を積極的に治さずにきたことを

人に迷惑をかけたと悔やんでいました。

 

 

 

現在は

自分で自分を攻撃してしまう免疫異常(免疫力を下げて治療する)

内臓の癌(免疫力を上げて癌細胞を退治しようとする治療)

相反する治療が必要な病気に罹っている。

 

人に迷惑をかける自分を自分で責めてしまう象徴としての疾患と

溜め込んでしまった怒り暴走してしまった臓器の疾患。

 

 

 

 

その時その時で精一杯頑張ってきた。

他人に迷惑をかけないように自分を押し殺した。

人を傷つけたくなくて感情をのみ見込んできた。

そんな自分を不甲斐ないと思っていた。

いつも自分はダメだと思っていた。

周りが理解できなかった。

 

 

 

身体からは、そんなメッセージが聞こえていました。

 

 

しかたない。

だって、そんなふうにしかできなかった。

 

 

 

 

 

病気の症状は自分からの手紙。

気がついたら

ここから新しい自分に生まれかわれる。

 

過去の自分を労わって

受け入れて

感謝して

さぁ、これからどう生きるか。

何を一番大切に生きるか。

 

 

 

 

この患者さんが身体からの大切なメッセージに気がつけますように。

エネルギーを込めて。

 

 

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